※この記事は2013年6月28日、㈱精研ブログの記事より再掲載しています。
弊社には刺繍機(刺しゅうミシン)が欲しいとか
価格を教えてほしいとか、こんな刺繍・あんな刺繍が
したいとか・・・・・etc
いろんな質問が電話やメールでやってくるのですが、
「メンテナンスができてデータも扱える人を紹介してほしい」という
問い合わせがきました。
「そういう人は居ないのでで新しく人を養成した方がいい」
と、返事しました。
すると、「人を養成する場合、講習してもらえますか?」
と、聞かれました。ちょっとこれには困ってしまいました。
刺繍機(刺しゅうミシン)のことを何も知らない人に
メンテナンス講習をしてほしい。
この質問に対してどう答えるべきか。
本当に悩みました。
その回答を要約すると下記のとおり。
【第1ステップ】
1.刺繍機(刺しゅうミシン)を使えるようになりましょう。
2.自分で設定・調整ができるようになりましょう。
3.刺繍機(刺しゅうミシン)の部品名がわかるようになりましょう。
4.経験を積みましょう。
【第2ステップ】
1.故障したとき、最初は販売店の技術スタッフに来てもらって修理してもらいましょう。
2.故障したとき、販売店に電話し、技術スタッフの指示で修理してみましょう。
3.故障したとき、部品を取り寄せて自分で修理してみましょう。
4.経験を積みましょう。
最後に、【第2ステップ】の2までできればほとんとのメンテナンスはできます。
この過程で講習するとしたら、私たちがすることは【第1ステップ】の1項だけです。
刺繍機(刺しゅうミシン)の使い方がわからない人にメンテナンス講習は
できませんから。
結論:経験に勝る講習はありません。