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オートグラフ―向く人、向かない人 2 

前回、オートグラフの紹介をしましたが、ではどんな人がオートグラフに向くのでしょうか。
この答えは以外にはっきりしていて、

『刺繍データーを作成する必要のない人』

となります。

オートグラフにはデジタイジング機能がありません。従って、ネーム作成機能だけを使いたい人やオートグラフ内にあらかじめ登録してある刺繍デザインだけを使うのであればオートグラフの機能を十分に発揮できると思います。
反対に任意に刺繍データーを作成したい人や登録柄(刺繍デザイン)に満足できない人にはオートグラフは向きません。

「自動デジタイズ」機能があるじゃないかと思われるかもしれませんが、自動デジタイズは

ソフトに刺繍データー作成をお任せするということです。

決してソフトが満足のいく刺繍データーを自分の代わりに作成できるわけではないので注意が必要です。

満足する刺繍をしたいけど、刺繍データーなんて作ったことないし、専用のソフトは高価(最低でも35万円(税抜き)はかかる。)だし・・・ と、お悩みの場合はプロの刺繍データー作成業者に依頼するのも一考です。

最近は専門の刺繍業者さんも自社でデーター作成を行っているところが多数を占めますが、刺繍データー作成のみを請け負う専門の人(パンチ屋、もしくはパンチャー)もいます。専門知識を持ったプロが作成した刺繍デザインは無駄なく綺麗な仕上がりになりますし、データー作成時に細かなところまで打ち合わせをしてから作成してくれます。しかし、お金をもらって仕事をするプロなので、その費用も決して安くはありません。デザイン作成は刺繍の針数が増えると費用が高くなりますので、1つのデザインに数万円かかることも覚悟しなくてはなりません。

オートグラフを検討する場合は、機能が少ない分、自分がどのような刺繍加工がしたいのか、どういう刺繍をどのようなアイテムに施したいのかをじっくり検討する必要性があります。

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