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刺繍機の可能性を考える―裁断機連動型刺繍機―

※この記事は2013年9月19日に(株)精研ブログで掲載した記事を再掲載しました。

写真はTAJIMA TFGN-604 AFC(オートフレームチェンジャー)仕様機です。 この刺繍機は通常と違うところがいくつかあります。 「縫う」作業と「裁断する」作業が同時にできるように裁断装置と連動できるようになっています。

※AFC(オートフレームチェンジャー)とは 原反など、ロール状になった生地などを刺繍するとき、生地を送りながら刺繍できるように開発された 枠構造のこと。一般的な刺繍工場では見られることはない。 カーシートヒーターの配線加工などで主に使用されている。

TFGN604AFC5

刺繍機のうしろに据え付けられた装置が裁断装置。 AFCの枠送り動作に連動させて、送られて来た裁断物を1つのカッターで切断します。   カッター2

これは裁断装置のカッターの写真です。このカッターは横ブレしないタイプで真っ直ぐ切るのに向いているそうです。

【裁断機連動型刺繍機の特徴】

この装置の大きな特徴は、複数の原反が縫えるだけでなく、裁断も可能(横1直線のみ)であるという点です。 そして刺繍機の前部に作業者用のスタンドを用意したのですが、このスタンドにはロールから送られてきた生地に テンションがかかり過ぎないように「生地手繰り装置」というものも取り付けられてます。 つまり、【 手繰るー送るー縫うー裁断する 】で一回の作業工程が終了し、設定により連続運転も可能になってます。

 刺繍機を使った 新しい刺繍ビジネス

さて、今回の裁断機連動型刺繍機は 「縫う」と「裁断」の2つを組み合わせるだけでなく、 それぞれを各作業工程の一環とし、統合された一つのシステムとして成り立っているところに大きな意味が あると思います。 個々の作業だけを考えれば「縫う」「裁断する」という作業は独立していますし、わざわざシステム化しなくても 加工しようと思えばできます。 しかし、事業として考えた場合はどうでしょう。 それぞれの作業を別工程にしてしまうと、作業効率は落ちるし、機械を管理する人も増えてしまいます。 一方、2つの作業が一連の工程でできてしまうとしたら、作業効率も上がるし機械を管理する人も最小限で済むのです。   2つ以上の別々の製品を1つにまとめて、合理化することは 「言うは易し、行うは難し」みたいなところがあり、 実際予想してないトラブルなども発生するのですが、こうして出来上がった仕組みを使っていただくことで、 刺繍ビジネスとしても新たな広がりをもつことになるし、こういう事例を紹介していくことが新しい刺繍ビジネス を生み出すのではないかと思います。

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